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@ゆりかごから墓場まで@

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面白いもの

面白いことがわからなくなった。
それがここで言う「ちょっとしたこと」。

わたしは、“ここに書く”こと自体が面白かった。
自分の考えていることを書きつけるのが面白い。
考え自体にはかたちはないけれど、文字に起こせば一応定着する。
考えることと、定着させる工程と、定着する瞬間が面白い。

それがカウンセリングの影響で面白がりながらできなくなった。

このことについて、友人から今までの面白がり方を否定したうえで、より高度な面白さを追求するための転換期と考えて、発展的に取り組んでいけばいいじゃないか、というような提案をいただいたこともあったけれど、そうじゃないんだ。

私は、あくまで、それまでの面白要素を覚えておきたい。捨てるんじゃなく、引き出しにしまっておきたい。いつでも取り出せるようにしておきたい。私はこのままでは今の面白さを馬鹿にして、将来的に、当時魅力的に感じていたことを馬鹿にしかねないという不安を覚えた。馬鹿にするのはよくない。だって、あの頃、楽しかったんじゃん?


というのは、私はある種の二次創作をお子ちゃまのやることだと否定して馬鹿にしていた時期があって、他人を中傷したり、自分自身の創作の幅を狭めてしまったり、まるで良いことがなかった。色々意見を参照したり、自分でやり方を模索するうちに、そのお子ちゃま的やり方とレッテルをはったことは“二次創作の魅力のひとつ” あるいは“創作の一方法” として切り離すことのできないものだと気が付いた。


少なくとも、それがある行動を成立させるのであれば、段階的なとらえ方で否定したり下に見たりすることはおかしい。“進化” だ、“より高度” だ、“発展的” だ、と段階ごとで区切るのもまたひとつの見方だとは思うけれど、方法の種類で見る場合、その区分は無意味だ。


色々なやり方があるし、それぞれに魅力的なんだ。



私はやり方を選べない。もう、選ばなくていいんじゃないかとも思える。そのときどきで好きなようにやればいいじゃないか。その結果何が起こっても仕方がない。そんなこと、どうでもいいじゃないか。…… 上手く切り抜けられるようになろう。

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