2016/03/05 Category : 創作*詩*小説 センテンスしかない 手紙を書いてみよう 切れ目はいらないよ つなげてつづったら 片端から数えていく ABCDEFGHI JKLMNOPQR STUVWXYZ… いくつずつあるかな そこから選り分けて これから向かう場所 住所を見つけなきゃ ゆくえがわからない まいごになったかもかなしくなってきた 時間が追ってきたら 死ぬのがこわいから 逃げ道はどこにある 抜け道はそこにある 近道はここらあたり なければ作ればいい パラグラフの裂け目 モーゼのみたように 手紙を書いてみよう センテンスしかない *センテンスしかない 手紙を書いてみよう モーゼのみたように パラグラフの裂け目 なければ作ればいい 近道はここらあたり 抜け道はそこにある 逃げ道はどこにある 死ぬのがこわいから 時間が追ってきたら かなしくなってきたまいごになったかも ゆくえがわからない 住所を見つけなきゃ これから向かう場所 そこから選り分けて いくつずつあるかな …ZYXWVUTS RQPONMLKJ IGHFEDCBA 片端から数えていく つなげてつずったら 切れ目はいらないよ 手紙を書いてみよう * * *== 恥ずかしい☆言い訳という名の解説 ==その昔ブログに自分のアイデアをまとめて記事にしていた(ようするに愚痴ですが)、あんまり人も来ないので油断していたんですね。何を思ったか知らないけれど、自分のアイデアについて「センスしかない※」などと自評する記事をわざわざしたためたっていう、ひたすら恥ずかしい思い出があるんです。※ 含意としては、直観的な分析(=第六感的な)で論理的に考えてみれば変な屁理屈だよなぁ、というつもりだった。にしたって!字面があまりにもあんまりで自分で気になりすぎたので、あとあと「センテンスしかない」と苦し紛れに言い直したのですが、この言い回しがなんだか気に入ったのでそれってどんなものだろうかしら? ととりあえず書いてみたものです。やっぱり勢いです。すごく変。突っ込みどころ満載。作中の「モーゼ」は“海が割れて向こうに行った人”ていどの不明確な意味で使ってます。意味ありげに「手紙」の単語が続きますが、もちろんモーゼと手紙は関係ないですから。あと、聖書的な話題をぶっ混んでおいてなんでアルファベットなのかとか、言い出したらきりありません。ほんとに勢いで書いてたので、どう続けたものかと悩みながら、手紙の話題があったなー、だからどうしたっていうんだー、行き詰ったー、困ったー、ピンチだー、海割って逃げたいなー、みたいな気分がそのまま反映されたかたちです。だいぶ遅い時間だったこともあり、はやく寝たかったってのもあった。という、当時の状況を克明に書き留めた臨場感あふれる作品に仕上がったと自画自賛しておりますです。「センスしかない」思い上がりであります。そこそこ気に入ってる。……センテンスしかないんです! 意味なんてないんです! つらつらいつまでも繰り返し終わることなく続くんです! 読み手の人生は限られてますから、そんなもの(読むという行為)に費やす一瞬の間に、なにか読み取れるんじゃないかとすっきりしたいときには、こねくり回したり、とりあえず割ってみたり、試行錯誤するとよくなくない? ということが言いたかったり、もした。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword