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@ゆりかごから墓場まで@

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夢の中でおでかけしたよ。

今日は具合が悪くてずーっと寝ていました。
 朝ごはんには起きられず、目が覚めたら1時過ぎ。菓子パン2種類にインスタントラーメンという結構な分量の昼ごはんを食べて、またすぐに寝る。それから5時ぐらいまで起きないという……なにやら牛だか豚だかになりそうな不健康な一日をおくったのでした。ん? 具合が悪かったという事はすでに健康ではない?

 まあ、いいや。早く寝よう。

・ ・ ・

 楽しい夢をみました。 < 大丈夫か!? 

 自分の部屋の窓から外を見ると観光バスの内装になっていた。向こう側の窓枠にはピンクのカーテンがついていて、それがいかにも観光バスという風情。私の部屋からはひとりぶんの座席が見えるのだけど(向こうからも私の部屋が見える)、そこに中学生ぐらいの女の子が座っている。私もそれぐらいまで若返っているという設定になっていたので、その子もわたしも同い年。観光バスの女子が私の部屋をじっと見ているので、自分の部屋側のカーテンを閉めてしまおうと近づいていったら向こうの女子の声が聞こえる。私に何か話しかけてきているらしい。それから閉まった窓ガラス越しにしばらく話をしていたら、この観光バスはなんなのか、という話題に及ぶ。すると、突然、窓が透けて私も観光バスのほうに引き入れられてしまう。女子の隣に腰掛けて(わたしが窓側に座る)座席のベルトを締めた。

 バスが動き出すと、窓は置き去りで座席だけが動いているようだった。足元をみると線路のようなものが見える。それに従って座席は進んでいく。これはジェットコースターだ!!街中を、ビルの間を行くようにコースができていた。線路ははしご型のものだけで、それを支えるほかの柱とか鉄筋とかいうものはなかった。はしご型の道は道路だけでなく空中にもつづいていた。道路の上を走っていたと思ったら、信号や標識を飛び越えて、ひっくり返ってビルの5階窓ぐらいの高さまでのぼったりする。車や人が見えるけれど、向こうからはこのコースターが見えないようで、誰一人こちらを気に留める様子がない。先に見える線路が心なしか半透明に見えるのを根拠に、おそらくコースターも線路も乗客も、普通の人には見えないに違いないと思う。
 
 コースターは横浜、東京、秋葉原・・・など日本の首都圏観光地をまわり(横浜は外れるな)、わたしは隣の女子とはしゃぎながら風景を見ていた。夜景だったり昼間だったり時間帯はめちゃくちゃで、街の様子も実際とは異なっているけれど、街に突入する直前にいちいち電車の駅看板に似たものが建っていて、それをみながら場所を確認していた。街から街をビュンビュン行きながら、遠くにビル群が見えるたびに次はどこの街だろう、とはしゃいでいた。
 
 どれぐらいの街を走り抜けてきたかは分からないけれど、しばらくして、向こうのほうに大きなゴリラの立像が見えてきた。……都筑まもる君だ!!わたしの地元にある交通安全のマスコットキャラクターである。地元に帰ってきたということは、もうすぐこのコースターも終わりなのかとそんな予感がした。しかし、現在の港北ニュータウン地区にしては緑がうっそうとしていて、まだ開発が進んでいない頃の、丁度わたしが中学に入る以前のような風景だ。そんなことを懐かしく思いながら、雄たけびをあげる都筑まもる君が遠のいていくのを見送る。
 
 見慣れない大きな建物のある街に入った。慣れないけれど、見覚えがある。ここはどこだろう、と考えていたら例の看板が見えてきて「たまプラーザ」とあった。つい最近(現実に)、駅前のデパートを改装して駅と直結させる工事が終わった。改装後のデパートはまだ一度しか見て回ってないので、見慣れないのも仕方がないと思う(夢だから色々めちゃくちゃだというのもあるけれど)。駅近辺にあるバスロータリーでコースターは終わった。止まる直前に座席はバスの外装におおわれて、停止する頃には元の観光バスになっていた。バスはまだこの先を行くようだけれど、わたしと隣に座った女子はここで降りる事になっていたので降車する。わたしが先に降りて、女子を待っていたが降りてこない。そのままバスは行きそうになったが、3メートルぐらい進んだところで一旦停車して女子を降ろしてから、行ってしまった。わたしと女子以外の乗客は降車せずにそのままバスに揺られていった。

 わたしはこのバス旅行がものすごく楽しかったので、また乗りたいと思って、バスの事を知りたいと思う。バス停の周りには商店が立ち並んでいて(実際はない。アーケード街のようなごちゃごちゃした店先。)、そこの一軒の小物屋にはいる。店主のおばさんにバスの事を聞いてみたら「あの観光バスは宗教団体が運営してるのよ」と言われて、なんだか後ろめたい気持ちになった。

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