忍者ブログ

@ゆりかごから墓場まで@

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > 未選択 > メモがでてきたぞ!

メモがでてきたぞ!

● アイデアまでマネする気はない


 ・ トレースです
 ・ 構図は○○の真似です
 ・ 元ネタはあれです


というのを聞くとすごくガッカリする。第一印象で好意的な感動を覚えた、完成された作品で、すごく立派に見えたとしてもだ。ただその一言を言われただけで、“作者には表現者として不備がある” とまで評価を貶めるクリティカルな欠点のように響く。


でも、最近思うのは、毛嫌いするほどのものじゃないんじゃないか? ということで、“原型を基に技術的な処理をして作家自身のアイデアを表現する手段” だと思えば納得いくような気がする。


  <作者自身に表現したいアイデアがある>


のであれば作者の作品と言って差し支えないだろう。作者が上記手段以外の方法で作品を制作したと主張する(明らかに原型を複製/加工 したものであっても、原型には一切触れていないと言う、など) のでなければ、嘘はついていないんだし・・・。


 


● マネする 理由


こういう方法を選びとる背景には 


作者が、
 A “表現したい”という衝動から作品完成までを時短したい
 B 思想(アイデア)を他者に伝えたい、理解してほしい
 C 方法(アイデア)を他者に伝えたい、理解してほしい 


という、いずれか、あるいは複合的な欲求があるように思う。
また、


 ・ 原型を複製する技術の進歩と普及


が、作者の作品制作に取り組む考え方や方法に影響を与えたのではなかったか。



【A】
制作時間を短くしたいというのは、
 ・ 完成させるまで集中力を持続できない
 ・ 完成した作品をはやく見たい
 ・ 作品を制作する時間がない
など


大きく分ければ、作者自身の性格に由来するものと、時間の制約に由来するものとに分けられるように思う。(いずれの事情も抱えている場合もありうる)


【B】
作家は、自分の思想(考え) が他者に<伝わる/理解される> ことに重きを置く。すでに<伝達され/理解され> ている“自分の思想(考え)に似た作品” を原型にすれば上手くいくと期待している。<この広く知られている/理解されている やり方をすれば、自分の言いたいことも伝わるんじゃないか>。


【C】
Bと似ているが、これは思想(考え) を発表することとは別に、作者が<原型を基に技術的な処理をする> という“表現方法自体に興味をもつ” 場合だ。<そのやり方で表現したい> というアイデア。もっと欲を言えば、<このおもしろい原型を使えばおもしろい作品が作れるんじゃないか> という期待。


* * *

というメモ書きが出てきたんだけれど、【B】【C】が何を言わんとしているのかわからない。何を考えていたんだ、当時の自分!!

 *

私は「マネ」を全面否定したいのではない。

“マネをする” という現象の中に登場する、マネされる人・マネする人・マネしたものを見る人という3者のなかで、誰かしらが金銭的に損をして訴えを起こさなきゃ、まあいいんじゃね? 法律なんて金勘定の話でしょ? 

という風に考えていきたいなぁ・・・ と思ってる。

著作者人格権とかあるけれど、それって本来、換金できるものではないから(法廷に出せば金勘定されるだろうが)、法律を持ち出して話すことじゃなくて、道徳の時間に考えることじゃないか。・・・ その道徳は、いったい何をベースにするつもりなのか不明だけれど。そして、その道徳をスタンダードにするには、お上が強制参加の勉強会でも開かないとどうにもならないけど、結局、偉い人の言うことなんて聞きたくないでしょ?

* * *

● アンケート


「マネしました!」 ってものを見て創作物として違和感をおぼえる理由はなんだ。
 
   マネしたものを創作物として程度の低いものとしてみる価値観がある
   自分もマネしたいんだけれど、なんらかの理由で出来ないので嫉妬心が生じる
     (出来ない理由:   )
   マネしたことが評判を貶めるんじゃないか、という“マネした人への”心配
   マネしたものが評判を貶めるんじゃないか、という“マネされた人への”心配
   その他 (理由:  )

あなたがマネされる人、マネしたものを見る人のいずれの立場としての意見か を明記して、上記から該当するものを選んで、拍手からコメントしてね!(複数回答可) ロ、ホ を選んだ場合は理由も書き添えてもらえるとうれしいです。

・・・・ なんてな。

拍手

PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword