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読む人のこと(2)

書いた人に伝えるのなら、どういうつもりかぐらいは自覚していてもいいんじゃないか、とかは思う。それを言ったことで相手に期待するリアクションぐらいは想定しておいたほうが、アプローチしていく自分側の問題点(勘違い、思い込み、押し付けの類)を自覚しやすいように思う。

期待通りだったら自分の意見を言ったり感想を言ったりしたやり方が妥当だったと確認できると思うし、期待と外れるのであれば自分側の問題を考える必要があるだろうし。

思いついたことを思いついたまま口にするのに相手はいらない〈ひとりごと〉だ。

 ・ 称賛しているけれど、喜ばせようとしているわけではない
 ・ アドバイスを言っているけれど、それを元に改善を要求しない
 ・ 反論を言っているけれど、考えを胸に留めておいてほしいわけではない

相手への期待や要求の意図がないのであれば、伝える必要はない。それでも意見めいたものを発していたとしたら、それは読んだ人自身の感情や考えを反省するための〈ひとりごと〉ということにするとしっくりくる。書いた人がどうだ、ということではなくて、書いた人の扱っていたテーマやら思考やらに触発されて自分が考えたいことを考え、まとめて、ひとりごとにつぶやく。

それは、「書いた人」への意見めいたことを言っていたとしても、「読んだ人」が書かれていたことから誘発された自身が抱えている問題を「書いた人の言ったこと」であるとみなしたうえで、これに対して自分で思いついた意見を言う、みたいな。……文字にしてみるとそこそこ回りくどいやり方だ! ここで言われる「書いた人の言ったこと」は「読んだ人」の勘違い、思い込み、押し付けの類を多分に含む場合もあるので「書いた人」の言ったことではないこともある。

もし「書いた人」がこの〈ひとりごと〉を伝え聞くようなことがあったとしても、「書いた人」のことは考慮されていない(そもそも、なんの期待も要求もない)ので、「読んだ人」の「何かを触発したらしい」というそれより先は踏み込みようがない。

……ただ、モヤモヤなるのは勘違い、思い込み、押し付けの類を直接弁解するのが難しいところだろうなぁ。

〈ひとりごと〉を伝えられる人はきっと歯がゆいんだろうな。感想記事とかって作者の目に届いたりするとやっぱりモヤるのかな。笑ってるか、怒っているか、胃が痛いか。そういうことを考えるということは、私は〈ひとりごと〉するんでもやっぱり相手への期待や要求としてなんらかの感情を誘発したいっていう気持ちはあるんだって思う。爪痕残してやるぞ的な。……あれだよ、観光地の建造物に落書きする的な。(落書きしたことはない)

伝えたいこととしては、着想を得られたこと、色々考えることができて、とっても楽しかったんだー! みたいな独りよがりなアレで「友だちになってください」とかではない。

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