- 2025/03/15
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≪管理人の寝言ノート≫ 右側リンクから“注意事項”をはじめにお読みください * わざぐぅ感想はリンクより『好きなモノガタリ』
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物語に正義と悪が登場する場合、読者は作品の中にある正しさの観念を読み取って作品に描かれている事象を正しいこと、悪いことという具合に識別しているのか。あるいは、読者自身の価値観によって作品内の事象を裁いているのか。・・・その態度は結局人それぞれだとはいうものの、作品そのものに向き合おうとする場合は前者として読むべきであろう。
作品はやはり作者の思惑によって成り立っているのだから、作者が伝えたいことがなんであるかを読み取ろうとした場合は、読者の正義によって作品内の事象を判断するのは適当とは言えない。それは作者の思惑とはずれた、読者の主観にしかよらない読者一人の内向的な作業となってしまうだろう。読者は自身の価値観をあからさまに発信してはいけない。一方通行に受信する読書とでもいえばいいのだろうか。作品を読み、感じ取ったその“感じ”というのは恐らく読者自身の感性によるものだと思うのだけれど、そうではなくて、作品のなかにある価値観を写し取り作品を読む。そういった行為のことを言いたいのだけれど・・・
分かるかな、、、今すっごく頭抱えられそうな文章書いてるけれど、、、
まず、必要な作業として作品は何を正義とし悪と定義しているのかを読み取ることだと思う。
たとえ、私が個人的にまーさま賢いじゃん!そうだよ、そのやり方ありだよねー!良いんじゃね?などと共感していても、それは私の価値観から良し悪し(善悪)を裁いているだけであって、作品では決して良いこととは言っていない。作品というよりも“みみみちゃん”だけかもしれないけれど・・・
“わざぼー”読んでて何が難しいかって、一体この作品はどのキャラクターの主観で読めばいいのか(どのキャラクターを主体として読めばいいのか)というのに悩んでしまうから。そもそも主観(主体)を一点に絞ることに否定的なような印象も持てる。主人公であるはずのみみみの主観描写が薄弱なのに加えて、しばしばむむを主体に切り替えるし、暗黒ま城編に至っては『めんめんのわざ武王への復讐劇』という明らかにめんめんが主人公みたいな文脈の中にみみみが協力者(めんめんにとっての客体)として参加するという、一体誰が主人公なんだよ!!というものすごい混乱が繰り広げられている。
こんなことにいちいち突っ込む人もいなきゃ、言ったところでこのめちゃくちゃさを理解してくれる人もいないだろうと『わざぼー』読者を舐めてかかってるわけですが・・・っていうか、「コロコロイチバン!」が設定している対象読者層からするとかなり複雑な構造になっているように思われます。
そういうこと気にせずに読めば何の問題もないんです。
(作者も気にしないで読んでね的なことをインタビューで言ってましたね)
・・・でも、見えたものは見るよ!!気になるじゃん!!
第一部のヒーローとヒロインの逆転(女みみみが男むむを救いに行くという展開)みたいな構造もすごい気になってはいたけど、話が進むにつれてカオスを増してる気がした。。。
とりあえず、あの暗黒ま城のくだりはどう読んでも「めんめんのわざ武王への復讐劇」がメインストーリーだったように読めるんだけどな・・・みみみがまーと一騎打ちするということにそこまで積極的だったとは思えないし・・・一騎打ちめんめんちゃんも行けよ!って誰もが思ったことだと思うんだ。
話の流れを整理するために、(いろんな人が言ってるけど)金銀対決後にみむめの3人がどういった取り決めをしてみみみが出撃するに至ったかということが書かれても良かったんでしょうね。や、だって、めんめんちゃんボク一人じゃ無理だったから、みみみちゃん連れてきて代わりに戦いに行ってもらったって・・・超情けない感じではないか。
そうか、ここでみみみ自らしゃしゃり出てアタシが代わりに行ってくる展開だったのか。
これに異議申し立てるめんめんちゃんを説得するためにむむ君がいるのか。
確かにみみみの力になってやってるな。 > むむ君。
筋は通った。
通ったけど、すごい力技での主人公交代だな・・・
で、まーさまお説教タイムに入るわけですが、まーさまは利害一致でわざ武王と組んでるわけだけれど、それのどこがいけないんだろう・・・まーさまがわざ武王を我がもの顔で使っているということなら私は納得いった。もしくは、わざ武王がまーさまを征服せん勢いだったとかいうことでも良かったと思う。(話が長くなるのでここでは説明を省く)
でも、彼ら、話をつけて一緒に世界征服しようねー、という微笑ましいやりとりがあったようにも思えるんだけれど・・・
もうちょいちゃんと読んでみましょう;